ルパン3世がモノづくりの原点だった。

ルパン3世がモノづくりの原点だった。

小学生の時に自分で作った紙芝居「ルパン9世」

国民的アニメ「ルパン三世」の原作者モンキーパンチさんが亡くなった。
子供の頃からルパンに出てくるキャラクター達の設定、ファッション、面白さが当たり前に身体に入っていて。

それは、ワンピースのシャンクスが好き!
とか、ドラゴンボールではピッコロが好き!とか、スラムダンクでは仙道さんが好きみたいな事とは少しジャンルが違って、
(全部ジャンプ漫画)

作品・物語における
キャラ設定、配置、ストーリー設定などの常識というか、

分かりますかね?この感覚。
ルパン三世の世界観が、何か物語を作る時の常識になってるみたいな。

「あぁ、なるほど、ルパンで言うとこの銭形警部のポジションね」みたいな。
そんな風に設定の教科書として染み付いていたような気がするんです。

山崎は、漫画家を目指して、漫画を描いて、
俳優になりたくなって、演技を始めて、
映画を撮りたくなって監督して、
脚本を書いたり、ドラマの監督をしたりとお仕事をさせていただいて来たのですが、

思い起こすと、原点は
「ルパン三世」なのです。

思い起こすと、
小学校何年生だったんだろう?

思い起こせてないですけど、
多分、小学校3年生位だと思います。

お楽しみ会?
レクリエーション?
(全然覚えてない)
班ごとに発表する機会があって、
保護者も観に来る事が出来るやつで。

山崎が居た班は
当時から仕切りたがりだった山崎が自分の意見をきっと強引に突き通し、
紙で作った人形劇というか、
動く紙芝居をやろう!となりました。

題目はオリジナル作品
「ルパン9世」

なぜ、そのような作品を思い付いたのかはわかりませんが、先に述べたように、
きっと身体に染み付いていたんです。

怪盗ルパンの孫のルパン3世の
さらにずっと子孫のルパン9世。

仲間には次元大介ではなく
ジケン ダイスキ(←さすが小学生の発想!もはや名前じゃない!)

石川五ヱ門は、なんて名前にしたか覚えてない。

不二子ちゃんは居なくて、

銭型警部も何か変な名前で登場した。

山崎が絵を描き、
関節部分を金具留めして可動式にして、
棒を付けて操れるようにしたはず。

脚本も山崎が書いて、
内容は確か。。。

ルパンの末裔ルパン9世は

とにかくオナラがクサイ。

物語のスタートは口に手を当てて
オナラの音を出すおきまりの
「ぶぶぶびびべべ」

「誰だオナラをしたのはー!?」

そして、みんなが口々に

「くせー」

「くせー」

「9世」

「ルパン9世だー!」

みたいなそんなオープニング。
(たぶん↑これが思い付いたからやりたかった。当時はこれで自分は天才だと思ってた)

大豪邸にルパン9世から
お宝を盗む予告状が届いて

銭形警部(名前を忘れた)が
「安心してください!必ず私がルパンを捕まえます」みたいな感じで登場。

で、なんか
すったもんだがあって

シャンデリアが落ちて
暗転して(暗転なんかしたか忘れたけど)

映画館の絵を出して

それを観ているルパンと仲間と銭形で

映画を観ているというオチ。

だったはず。

あの時に、山崎の将来は決まったんだろうなと、今日朝のニュースでモンキーパンチ先生の訃報を聞いて、一気にあの時の記憶がフラッシュバックしたのです。

モンキーパンチ先生の生み出したものが
今も沢山の人々の中に染み付いて、生きていると思います。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。

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